ネオス株式会社 法人向けソリューションbusiness solution
ネオス株式会社 法人向けソリューション

実績紹介

クライアントインタビュー

システム開発実績

自身のブランドで医療分野に乗り出す姿勢が、他と代え難い
東京海上日動メディカルサービス株式会社

東京海上日動メディカルサービス株式会社
情報システム部
加藤基広様

ネオスの前身となるプライムワークス株式会社が創業した2004年以来、医療分野におけるITの活用という観点から、さまざまなプロジェクトでお声掛けいただいている東京海上日動メディカルサービス株式会社様。今回、ITサービスをご担当されている加藤様に、これまでのネオスとの取り組みについて、お話を伺いました。

EAPサービス開発

専門用語が通じるので、ドクターたちの信頼も厚い

アドバンテッジEAP Web画面キャプチャ

─ これまでネオスにご依頼いただいたお仕事について、代表的な事例を教えてください。

ネオスさんとご一緒したお仕事はたくさんあるのですが……EAP(=Employee Assistance Program:従業員支援プログラム)が代表的でしょうか。まず、『アドバンテッジEAP(株式会社アドバンテッジリスクマネジメント社との共同運営)』を開発しました。企業で働く方々を対象としたカウンセリングサービスで、WEB上で「ストレスチェック『ココロの健康診断eMe』」などを行ない、それぞれの結果に沿ってフォローしていく……場合によっては医師や臨床心理士が相談に応じるといったものになります。ネオスさんにはシステムの部分をご担当いただきました。
『アドバンテッジEAP』の次に、自社単独サービスの『TMS NAVIGATOR(通称:TMSナビ)』を開発しました。やはり近年、メンタルヘルスで悩んでいる方が増えてきているという背景もあり、早期発見のためにも、こういったサービスへのニーズが高まってきているのです。『アドバンテッジEAP』と『TMSナビ』は、ご利用いただく企業の規模が異なるので、答えていただく質問も、その後のフォロー、サポートの仕方も、それぞれ異なった内容となっています。

TMSナビ Web画面キャプチャ

─ 『TMSナビ』について、ネオスが担当しているのはどの部分ですか?

システム構築とUI設計ですね。2009年にリリースして以降、ほぼ毎年のように機能の追加改善を行っています。お客様が接する画面をわかりやすくしたり、より可用性を高めるためにサーバの冗長化を行なったり。いまもまさに開発中で……今年(2015年)の12月から、従業員数50人以上(※)のすべての事業場にストレスチェックの実施が義務付けられるので、それに向けた対応を行なっています。今回は比較的大きな開発となりましたね。

※従業員数50人未満の事業場は制度の施行後、当分の間努力義務

─ ネオスの前身であるプライムワークス株式会社が創業した2004年当時から、御社には継続してさまざまなお仕事をご依頼いただいています。“ネオスに依頼し続ける理由”は何でしょうか?

ネオスさんの社内に、メディカルマーケットに注目している人材がたくさんいらっしゃるということが大きいですね。会社自体が医療分野に関心を持たれているというところが、他のITベンダーさんとは違う……たとえば、弊社にはドクターも在籍しているのですが、ネオスさんですと、彼らと会話をしていても専門用語が通じるんですね。一般的なITベンダーさんですと、例えば「厚労省57問」と言っても通じないので、その単語の説明から始める必要がある。そういう点で、ネオスさんはドクター達の信頼も厚く、我々も仕事がしやすいのです。

また、専門用語が通じるだけでなく、医療業界の動向にも詳しいので、そういった点も一層深い信頼に繋がっているんじゃないかと思います。

─ そういう意味で、御社にとってネオスは“代え難い会社”であると……。

そういうことですね。加えて「カラダマネージャー」のような、みずから医療分野に取り組まれているベンダーさんって珍しいと思います。普通はメディカルコンサルタントや製薬会社さん等がフロントに立ち、ITベンダーはそれを支援する、という構造が多いのですが、ネオスさんは自身のブランドでリスクを恐れず、医療分野に乗り出そうという姿勢を持っているところが強みだと思います。

杓子定規ではなく、二人三脚で課題に取り組む

─ ネオスの仕事の取り組み方という観点からはいかがでしょうか?

杓子定規な対応をされたことはいままで一度もない、という印象です。融通をきいていただいており、「ネオスさんに頼めば、なんとかしてくれる」と感謝しています。

最初にお仕事をご一緒にさせていただいたのが、『DMDB(健診データ管理)』というシステム構築で……さまざまな企業に所属する従業員の方々の健康診断結果をデータベース化するシステムなのですが、企業ごとに健康診断を行なう医療機関が決まっておらず、「どこの医療機関で受けてきても良いですよ」という運用なので異なる医療機関が作成した健康診断結果の紙が集まってくるんです。それをデータ化する作業が本当に大変で。同じ検査項目でも、紙のどこにその検査値が書いてあるのか医療機関ごとに違うし、単位や所見の言い回しも違うんですよね。

そんな状況だったので、ネオスさんに一週間くらい来ていただいて、我々がどういう作業をしているのか全部見ていただいて「バラバラの健康診断結果用紙の内容をどうやって統一して自動判定をかけるか」とか「事務のスタッフがデータを打ち込む際に、どうやったら入力しやすいか」とか、いろいろと考えてくださって、改善していただきました。ネオスさんと我々が二人三脚で課題に取り組んだ、という印象ですね。

─ これまでのネオスとのお仕事で、思い出深い出来事などはありますか?

思い出深いといえば……成功した仕事よりも、立ち上がっては消えていった案件ですかね。医療分野でのIT活用に関しては、さまざまなアイディアが山ほど出るのですが、実際にカタチになるものは少ないのです。我々もアイディアが浮かぶたびに「このアイディアどうですか?」とネオスさんにご相談するのですが、我々のぼんやりしたイメージを、ネオスさんがITの観点からも説明できるようなキッチリとした企画書にまとめてくださって。そういったことが何度もあります。しかし、なかなか実現まで辿り着かないものですね。採算性の問題だとか、既存の医療機関との棲み分けだとか、いろんな理由で断念するものがけっこうあります。

お互いにアイディアを出し合い、くじけながらも諦めず続けていきたい

─ 「お仕事になるかどうか、わからないけれど」という段階でご相談いただけるという関係性は、なかなか珍しいと思うのですが。

我々としてはありがたいですね。逆に、ネオスさんから「こういうアイディアはどうでしょうか?」と相談されることもあります。どちらにしても、実験まで到達するのがひとつのヤマで、いくつか実験までいったものもあるのですが、それもなかなか……その先に進めない、実験で終わってしまったというのもあります。最近の例ですと、働く世代の生活習慣病予備軍に対して、少しでも生活習慣を改善してもらうために、定期的に注意喚起するようなコンテンツを携帯電話に送るサービスを考えまして、ネオスさんと開発しました。ユーザーが飽きないように物語形式にしたり、と工夫をこらしました。これも実証実験まではいったのですが、そこで終わってしまいました。

グラフ:医療費の推移

─ 「ユーザーを飽きさせないように」というのはヘルスケアコンテンツにおいて、いちばんの課題ですよね。

そうですね。“健康な人、病気になりかけの人、病気になっている人”という分類において、ネオスさんと一緒にサービスを提供する際の対象としているのは、“健康な人”と“病気になりかけの人”なんですね。病気になってしまった人は、医療機関で治療を受けていただくことになるので。そうすると、我々が対象とする人たちは、まだ病気になっていないので、なかなか……健康のためにお金を使うという意識がありません。

ただ、ご存知の通り日本全体での治療費は大変な額になっていて、これは国家施策として国民が負担できる程度におさえていかないといけないわけです。そういった問題意識は、みなさんお持ちだと思うんですよ。ですから、健康な人、病気になりかけの人に注意してもらって、予防することが大事だということを、もっと世の中に広めていかないといけませんよね。

─ そういった背景があるなかで、御社と弊社でサービスのアイディアを出し合っているということですね。

そうですね。ですから、今後ネオスさんに期待することは、これまで一緒に行なってきたことの延長ですが……弊社とネオスさんで、一緒に日本の社会保障給付費を守っていきましょう、日本の財政を持続可能なものにしましょうと。そのために、アイディアをたくさん出し合い、何度も何度もくじけながら、それでも諦めずに続けていきましょう、ということですね。

新しいイノベーションはベンチャーから起こす時代

IT業界に20年ぐらい身を置いてきましたが、クラウドコンピューティングの登場によってITをめぐる環境状況があきらかに変化していることを実感しています。20世紀までは、ニューテクノロジーというのは大企業から先に導入されたものですが……たとえば新型サーバや新バージョンのミドルウェアは大企業から導入していました……いまはクラウドの特性によってニューテクノロジーは中小企業の方が導入しやすくなってきています。つまり、辺境からイノベーションを起こしやすくなっているということで、なにかきっと起きる、起こせるのではないかと思っています。

ただ、そのアイディアがベンチャーだけに留まっていては世の中に広がっていかないので、大企業の力を借りて普及させることも重要になってきます。それを、我々とネオスさんで、なんとか一緒に掴みたいと思うわけです。ベンチャーの身軽さでネオスさんが新しいイノベーションを起こし、本当にいいネタに育ちそうなものは、我々東京海上グループという大きな舞台を使って広く普及させる、というシナリオが実現できると良いですね。

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