Case

帝人のDX人財育成を支える「AIdea Suite」
効果的導入と研修プログラムの最適化をサポート

生成AI

導入支援

システム開発

帝人株式会社

業種
化学産業
導入サービス
AIdea Suite
課題
DX人財育成研修システムの構築

抱えていた課題

研修ワークの進捗管理とフィードバックが課題だった、従来の人財育成システム

帝人様では社内のDX人財の育成に取り組んでおり、動画教材による研修プログラムを実施しています。研修後はワーク(研修ワーク;個人学習)を用意していますが、ワークの進捗を把握することが難しく、結果の添削などには工数がかかるため、リソースの観点からもフィードバックを行うことが不十分な状況にありました。

そこで、ネオスが提供するGPTソリューション「AIdea Suite(アイデアスイート)」を導入。生成AIが研修ワークの出題とフィードバックを行う仕組みを構築しました。

課題解決のための提案・開発

GPTソリューション「AIdea Suite」で研修後の体験を深化
自動化された研修ワークと心を動かすフィードバック

今回のプロジェクトで焦点となったのは、「ユーザーが、いかに効率的に研修後のワークを実施し、実施した内容に対する有用なフィードバックを迅速に受け取ることができるシステムを実現するか」でした。

そこでネオスは、「AIdea Suite」の活用を提案。研修で使う教材をAIdea Suiteの独自文書データ機能に設定し、その情報をもとに、生成AIが研修ワークの出題とフィードバックを自動的に行う仕組みを構築しました。

さらにユーザーの研修ワークの実施意欲を高めるため、AIからのフィードバック内容自体も工夫。ユーザーの回答に対する肯定的な受け止めや、最後にエールを送るという細かな演出を行うとともに、模範解答を提案する機能を導入し、ユーザー自身が何度も挑戦して知識を深められる環境を構築しました。

導入効果

AIdea Suite で研修効率と学習効果を大幅向上
社員全体のスキル底上げに貢献

AIdea Suite の導入により、研修ワークの実施効率が大幅に向上。研修後にAIdea Suite 上で提供される設問に対して回答を入力すると、AIが教材に基づいた評価と詳細なフィードバックを提供します。これにより受講者は自発的に学習し、「こういう回答はどうだ?」と繰り返し挑戦しながら、自身の理解度を把握しつつ学習を進めることが可能になりました。管理部門においても進捗管理が容易になり、業務の効率化を実現しました。また、多人数を対象とした、全体的なスキルアップが必要な研修との相性も非常に良く、企業全体のスキル向上に貢献しています。

これまでは受講者が教材に基づいたワークを実施して郵送やeメールなどで指定された窓口に提出していましたが、添削結果が返ってくるまでに時間がかかり、学習意欲の維持が難しいという課題がありました。しかし、「AIdea Suite」の活用により効率的な学習体験を提供することができ、受講者の学習意欲の向上に大きく寄与し、今後も他部門での人財教育での活用など、さらなる展開が期待されています。

帝人株式会社様インタビュー記事はこちら

導入サービス

AIdea Suite の有効活用

本プロジェクトで肝となったのは、AIdea Suite の有効活用です。組織内で安心・安全にGPTを利用いただける同システムですが、各社の固有の業務ニーズやサービスに合わせて、各種パラメータの設定・調整により、業務DXや新規サービスの創出などにおける効果を最大化することができます。

今回は、帝人様のご要望をもとに、プロンプト機能や利用ログなど各機能を駆使し、社内のDX人財育成研修の自動フィーバックシステムを開発しました。

POINT1

「アクション支援プロンプト」
〜研修の管理・運用の手間を軽減した、効率的な研修ワークの実施〜

研修ワークの設問内容を、AIdea Suite のアクション支援プロンプトに、事前に登録。ユーザーへの出題と、ユーザーによる回答をAIdea Suite 上でワンストップで行えるように設定しました。
これにより、ユーザーが研修ワークに取り組みやすくなるほか、研修の管理部門においても、研修ワーク用の資料作成や、配布などの作業の効率化や削減をすることができました。

POINT2

「独自文書データ機能」
〜教材に基づいた評価・詳細なフィードバックの自動化〜

リソースの制約により対応が課題だった「ユーザーが提出した研修ワークの添削」については、独自文書データ設定でのプロンプトにて対応しました。具体的には、事前に研修ワークの元となる教材資料をAIdea Suite に登録し、AIdea Suiteには添削アドバイザーの役割を与えます。添削アドバイザーの役割とは、ユーザーが投稿した回答内容に対して、教材の情報を参考に肯定的な視点や受け止めの姿勢を含めたアドバイスを行うことです。
これにより、AIdea Suiteはユーザーに対して迅速なフィードバックが可能となり、研修後のスキルアップを実感しやすいシステムを構築することができました。

POINT3

「利用ログ」
〜研修ワーク実施後の各自の取り組みや習得状況の見える化〜

ユーザーが回答した内容や質問、AIからのフィードバック情報については、AIdea Suite の統計情報にて、ログを確認できるように設定しました。期間ごとにユーザーの絞り込みが可能で、出力したログデータを用いて、各研修ワークにおける回答の傾向を分析することも可能です。
これにより、各自の習得状況を把握できるようになり、動画や研修ワークによる効果も確認できるようになりました。

ネオスができること

生成AIの企画構想から AIdea Suite の導入、運用までトータルにご支援し、最適なソリューションをご提供します。

ー 研修ワークの進捗を適切に管理し、工数のかかるフィードバックを完全DX化したい。(帝人様の課題)

ネオスは、AIdea Suite を活用し「お客様の課題をどのように解決・実現していくのか」を細かくヒアリングすることから始めました。
誰が利用し、どのような回答をどのレベルで生成するのかを定義し、回答精度を向上させるためのプロンプトエンジニアリング、独自文書データのアノテーション作業などを効率的かつ的確に設定。お客様と密にコミュニケーションをとり、回答検証と改修を繰り返すことで、「AIdea Suite によるワークの完全DX化」を早期に実現することに成功しました。

クライアントインタビュー

Client Interview

「AIdea Suite」がもたらす研修革命
帝人のDX人財育成強化の取り組み

DX推進部 戦略企画グループ

グループ長 井上 匡人 様
チーフコンサルタント 柳部 太一朗 様

貴社が抱える課題、
お悩みごとなどお気軽にご相談ください。

「NEOSでこのようことは対応可能ですか?」「相談してみたい」など、
まずはお気軽にお問い合わせください。経験豊富なメンバーがベストなご提案をさせていただきます。

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